最近は64bit版がプレインストールされたパソコンも増えてきたようですし、たまに質問されることがあるのですが、基本的に64bit版のWindowsでも32bit版のアプリケーションは動作します。スピードはあまりかわらないようです。
Microsoft Officeも今のところ32bit版しか提供されていません。次のOffice 2010では64bit版も提供されるようです。
ではメリットは?
4GB以上のメモリーを扱うことができます。
今のところ4GBも使わない(載せてない)場合は無理に64bit版にする必要はないと思います。
逆にサーバーではデーターベースなどメモリーをたくさん利用したい用途があるので64bit版のメリットが受けやすく、Windows 7と同時にリリースされる予定のWindows Server 2008 R2では64bit版しか提供されなくなります。
*ハードウエア的に4GB以上を認識できない場合はもちろん64bit版でも認識できません。
デメリットは?
x64対応のCPUとBIOSが必要です。機能的にはADM64とかIntel64(EM64T)とかと表記されています。
注意しなければいけないのはドライバーです。
プリンターをはじめ周辺機器のドライバーで64bit版が必要になります。
周辺機器メーカーのドライバーダウンロードサイトでは両方用意されていることが多いので自分が使っているOSに合わせてダウンロードしましょう。
Windows Vista (32 ビット版と 64 ビット バージョンの Windows Vista の違いの説明
http://support.microsoft.com/kb/946765/ja
32 ビットと 64 ビットの Windows : よく寄せられる質問 - Windows Vista ヘルプ
http://windowshelp.microsoft.com/Windows/ja-JP/Help/41531554-d5ef-4f2c-8fb9-149bdc5c8a701041.mspx
Mac OS XはSnow Leopardでカーネルも64bitになるようですがやっぱりドライバーは32bit版と64bit版が用意されるのかな? それともユニバーサルバイナリの中に隠してしまえるのかな?