ディフェンスプラットフォーム(以下DeP)は普通のアンチウイルス製品と何が違うのでしょうか?
普通のウイルス対策ソフトは、定義ファイル(パターンファイル)と呼ばれるウイルス情報とファイルをチェックしてウイルスを発見、隔離、駆除します。定義ファイルを更新しないといけないとかリアルタイムスキャンが必要とか言われるのはこの仕組みのためです。
しかし近年、このような定義ファイルによる方式には限界があるということでヒューリスティックスキャンやサンドボックスと言った重要になってきています。ヒューリスティックスキャンやサンドボックスというのはファイルを見比べるのではなく、実際の動きによってウイルスらしいものを発見する技術です。
DePでは、Windows APIを監視することで、Windowsの内部動作を監視し、ユーザーに動作させるかさせないかを確認します。アプリケーションの不審な動きはここで発見され停止させることができるわけです。
しかし、最終的な判断はユーザーに任されます。しかし、その判断はどうすべきなのか...
DePでは、同じ状況の時に他の人たちはどうしたのかがグラフで表示されたり、詳細な情報を確認することもできます。
詳細な情報を見て判断するにはそれなりに知識が必要になりますので、万人に勧められるかというと難しいところもあります。しかし、セキュリティに詳しい人ほど、こんなソフトを待っていたのではないでしょうか。
定義ファイルが不要、かつリアルタイムスキャンが不要なので、パソコンにかかる負荷が少ない(=軽い)ということになります。
アプリケーションの不審な動きをWindowsの動作レベルで監視していますから、Windows XPを使い続けなければならない方にもおすすめです。
その他にも、ライセンス登録時に個人情報の登録は不要なので、もし何かあっても個人情報が漏れることはありませんので。
価格は2000円/年/台で、ECカレント、アクトツー他で購入可能です。
メーカーサイトには60日体験版もありますので、興味を持った方はぜひ一度お試しください。
http://www.hummingheads.co.jp/pd/dep/storelist/index.html
来年3月には解説書も発売予定です。
従来のアンチウイルスソフトとの共存も可能です。
Humming HEADS
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Humming HEADS Defense Platform
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